6月28日から製作を開始した送風機が、ついに完成しました!
前回のブログでは、板にモーターを取り付けるところまで終了していましたが、その後、モーターの電圧を調節するためのスライダックをモーターの間に取り付け、送風機から空気が漏れないようにバケツをかぶせてホースをつなぎました。
試しに風を出してみたところ、今までの送風機の送風量を上回っていると感じ、送風機の風量測定が楽しみです。
次回のブログでは、送風機の風量測定の結果をご紹介します。ぜひご覧ください!
説明
なぜ送風機が必要?
火力を上げるときに風を送るという方法はみなさんもご存知だと思います。
ですが、昔とは違い火を使用しなくても炉内を高温にする方法はあります。ではなぜ送風機を製作してまで火を風で起こすことにこだわるのでしょうか?
理由はたたら製鉄が炉に風を送り、砂鉄や木炭を入れて還元反応を起こすことで製鉄する方法だからです。
私たちのプロジェクトの目的の1つとして、たたら製鉄を職人ではない素人でも行うことができ、伝統技術の継承を目指すというものがあります。たたら製鉄の知識がない方でもたたら製鉄を成功させられるように、操業を行って、数値化、マニュアル化を目指していきます。